ドイツで冷凍するケーキ&クーヘン(保存編)

ドイツで冷凍するケーキ。クーヘンとスポンジ台。

-冷凍のケーキはありか? それとも反則か-


まずはじめに、クーヘンてなにさ。という人は、ドイツ お茶とお菓子 ケーキクーヘントルテ Kuchen1 しっとりケーキの秘密。などをごらんになって。

さて、作ったケーキ、大量に余った場合はどうするか。

トルテなど、生のフルーツや、生クリームを使ったものは、
冷蔵庫に入れて早めに食べきる。いまのところ、それしかありません。

しかしながら、日本でも、洋酒ケーキなどは、冷凍せずとも日持ちがいたします。
さらに、冷凍できるケーキもある。
こちらでは、冷凍をご紹介。

昔は、冷凍したケーキ・・・ダメだろう、そりゃ。という感覚でした。
しかし、今はそんなこともないのでござります。
冷凍機能も昔とは全然違うしね。

ドイツのフリーザーには、*マークが幾つ付いているかで、等級がつけられています。
最高は、***に、もう一つ*を加えたもの。

これだと、冷凍製品はかなり長く置いておけます。
冷凍食品を見ると、大抵、3段階に分かれて、どの程度保存が利くかの目安が記されています。
今度、気をつけてみてみてね。

日本はどうなんだろう・・・。
最新型の冷凍冷蔵庫なら、やっぱり***クラスなのかな。

さて、もとにもどって。

冷凍のケーキなんて、美味しくない!と思っていませんか?
スポンジはぱさぱさになっちゃうし、クリームは。。。いうまでもない。
なんてね。

ちなみに、ドイツでは、クーヘンと呼ばれるケーキのうち、
混ぜ生地、リュゥ(ル)タイク、パウンド生地のケーキは、うまく冷凍できるとされています。
リュゥ(ル)タイクってなに?という方は、
ドイツケーキのかなめの生地 R?hrteig 混ぜ混ぜ生地 をごらんになって。

実は、私も、ケーキの冷凍なんてと、ずっと思っていたけど、
最近、認識を新たにしました。

自分でも、やってみました。
(冷凍庫はないので、大家さんの娘さん夫婦の冷凍庫を借りた。もちろん、最高級クラス)。

結果。
オリーブオイルケーキの冷凍は、
解凍後も、しっとりとジューシーに美味しくいただけました。
びっくり。
これは、冷凍を解凍したといわなくてもばれないかも・・・
(これはすごいことです。だいたい、やっぱり何となく分かっちゃうものってあるし)




・・・で、いきなりですが、まとめ。
冷凍しても、ケーキの種類によっては美味しいままなのでござりまする。
冷凍して大丈夫かどうかについては、生地がひとつの決め手。

イースト系は残念ながらだいたい、アウト。
イースト生地で作るケーキは、だいたいが、その日のうちに食べろ。といわれます。
次の日になると、堅くて食べられないか、そうでなくてもぱさついてしまう。
これは、生地とイースト君によるもののようです。
だから、その冷凍も、お勧めできない。
食べられないということはありません。でも、味は落ちます。
イースト生地のケーキは、作ったその日が一番美味しいのです。

そのほかの生地は、どれも冷凍できないことはありません。

ただ、ビスキュイ生地は、生地だけ冷凍することはあまりないですね。
私は、シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ(黒い森風サクランボケーキ)を作ったとき、
生地の焼き具合が気にかかり、スポンジ台だけ2-3台焼いたことがあります。
そのとき、必要なスポンジ台は1つだったので、
残りの二つのスポンジ台は、冷凍しました。

解凍後、ぱさつかないか不安でした。
でも、大丈夫。解凍したあとのスポンジ台は、それほど変わらず。

シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ(黒い森風サクランボケーキ)には結構な量の結構な量のキルシュヴァッサー(サクランボの蒸留酒)を含ませます。

スポンジ台はしっとりし、トルテはキルシュヴァッサーの香りあふれる、
大人のケーキに仕上がりました。

というわけで、焼き上げたビスキュイ生地も冷凍が可能です。

そのほかについては、試験中。また報告しましょう。












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